EC-CUBE次期バージョンから、しっかり学ぶ Symfony | EC-CUBE名古屋 vol.51 に参加しました

2018/3/3に、「EC-CUBE次期バージョンから、しっかり学ぶ Symfony | EC-CUBE名古屋 vol.51 」 に参加しました。

ec-cube-nagoya.doorkeeper.jp

講師
内容(概要)
  • 現状、多く使われいているver.2系、次にリリースされたver.3.0系(3.0.16=3.1になる予定、ただ開発終了予定)があり、そのさらに次期バージョンを開発中。そして、次期バージョンではSymfonyを利用。方向性としては、カスタマイズの学習コストの低下を目指している。(各サイト独自にカスタムしやすい状況を目指す。)3.n.0 リリース計画 · Issue #2076 · EC-CUBE/ec-cube · GitHub
  • 次期バージョンでは、デザインカスタマイズ性が向上したり、国際化・越境EC対応がされている、管理画面の使い勝手が良くなる予定。また、作り上、割り込み処理を駆使して(フックに近い)プラグイン処理を行っているが、次期バージョンではStrategy Patternを採用し、必要な機能を組み込んだり、外したりも容易になる予定。
  • 課題として、まだまだ学習コストが高い。Symfony及び前提とする技術の学習(Doctrine、Twig、SCSS(Sass)等)も必要。このままだと、2系の方が学習コストは低いだろう。実際、Doctrine ORM使うには、開発者じゃないときつい。
  • 2系のサポートはまだ続いている。また、環境として多く利用されているCent OS(7だと2024年までサポートが続く)に含まれるPHP5.4.16のサポート(2系が動く)も続く。(上記事情により、現時点ではまだ実は2系の継続利用がおすすめ)
  • 今後の想いとしては、(ほぼ英語ドキュメントしかないので)Symfony3の日本語Docを充実させたい。今後のバージョンアップ時の移行を楽にしたい、など。
感想
  • EC-CUBEの次期バージョンや、PHPSymfonyのサポート状況などがわかり、今後、現在運営しているサイトの検討の参考になった。
  • Symfony自体は普通のMVCのFWだし、Doctrine自体もhibernateの延長と考えれば、開発者にとってそこまで敷居は高くないはず。ただ、開発のレベルは確実に上がるので、開発者のコストアップにはなってしまうだろう。(非開発者の方ごめんなさい。)
  • むしろ、2系のデザインをどうにかしたい、という思いは強いので、コストさえ許せば、新しいバージョンは試してみたい。